薄毛のこと、身近な人ほど言えなかった

気持ち・体験談

薄毛のこと、​身近な人ほど​言えなかった

抜け毛のこと、​薄毛のこと。

ブログでは、​こんなふうに​髪のことを​書いています。

でも実は、​この話を身近な​人にしたことは、​ありません。​夫にも、​友達にも。​「気になっているんだ」とは、​言えないまま​なんです。

今日は、​そんな​話をさせてください。

ケアしているのは​知られている。​でも「悩んでいる」は言えない

シャンプーを​変えたり、​頭皮をマッサージしたり。​私が髪のために​いろいろやっている​ことは、​一緒に​暮らしている​夫も知っています。​でも、​その奥で​「本当は気にしている」「まだ不安がある」ことまでは、​たぶん伝わっていません。

やっている​ことは見えても、
心の​中までは、​言っていないんです。

なぜ、​言えないんだろう

自分でも、​なぜ​言えないのか、​うまく説明できません。

口に出したら、​「髪が薄くなってきた自分」を認める​ことになる​気がする。​女として見られなくなるような​気もするし、​言葉にすると、​なんだか余計に​悲しくなる。​もともと私は、​つらいことほど、​一人で抱えてしまう​性格なのかもしれません。

不思議なのは、​髪を切ってもらう美容師さんには、​意外と言えたりする​こと。​少し​距離があるから​こそ、​かえって​話せるのかもしれません。

遠い​人には言えるのに、
身近な​人ほど、​言えない。
たぶん、​自分を少しでもよく見せたい、​そんな変な​プライドなんでしょうね。

言ったほうが、​気持ちは楽に​なるのかもしれません。​それができる​人が、​正直、​うらやましい。​でも、​私は​うまくできない。​ここはもう、​性格の話なんだと思います。

悪気のない​一言に、​静かに​傷ついた日

抜け毛が増えはじめた、​まだ初めの​頃のことです。

ドライヤーで​髪を乾かしていたら、​いつもより​ずっとたくさん​抜けて、​床に​散らばっていました。​それをたまたま​見た夫に、​「髪の毛いっぱい落ちてて、​汚いね」と​言われたんです。

夫に、​悪気はありません。​私が悩んでいる​なんて、​知らないんだから​当然です。

分かっているのに、
​その一言が、​静かに刺さりました。

私は何も言わず、​そのまま髪を​拾いました。​誰も悪くないのに、​こういう何気ない​一言が、​いちばん深いところに届いてしまうことがある。

言えない人も、​いていい

「一人で抱えないで、​話してみて」とよく言いますよね。​それができる​人は、​話した​ほうがいいと思います。

でも、​私みたいに、​どうしても​言えない人もいます。​理由はいろいろで、​簡単には変えられません。

だから、​もし今、​あなたも誰にも​言えずにいるなら。​無理に言わなくても​いい、​と思います。

誰にも​言えなくても、
ここでは、​その気持ち、​分かっている​つもりです。

私がこうして​書いているのは、​たぶん、​言えないぶんを、​どこかに置いて​おきたいから​なんだと思います。

あの頃ほど、​「もうダメかもしれない」と​思う日は少なくなりました。​でも、​不安が​なくなったわけではありません。​今も髪は気に​なりますし、​もっと増や​したい、​もっと​きれいにしたいと​思っています。​だから今日も、​自分にできる​ことを続けています。

言えなくても、​大丈夫。
同じ​気持ちの人が、​ここにもいます。

​私も、​まだ​途中です。
一緒に、​ゆっくりいけたらと​思っています。

—— 前髪すかすかの​ぬー

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